コラム

韓国映画は面白い。キム・ギドク監督はヤバい、、

目が覚めて夢であればいいけど、目が覚めても夢が続いていたとしたら?
なにがきっかけで悪夢に引き込まれるかわからない。
夢だったらいいけど、もし現実だとしたら?

ちょっと前に見た映画ですが、ふと、思い出しましたので、
これまた韓国映画です。
よく何の夢を見ていたか?夢を思い出す。という作業をするんですが、
不思議ですよね。実際に起きてるはずではないのに。
夢は写真のような画像の連続を見ているだけで、
それを起きた時に自分で物語にする。
と聞いたことありますが、確実にストーリ込みの夢を見ていると自覚してます。

『はちどり』2020年の映画。
90年代韓国。思春期。学歴社会。
面白かったですね。なぜに?90年代?の話?と思ったんですが
当時の空気感とかが今も大きく影響してるのでしょうか?
主演の子がとても良かったですね。
僕がよく見ていた昔時期の韓国映画に比べると、暴力的な描写はかなり少なくなたような気がしましたが、やはりなんだかシコリが残るような罪悪感。
見てはいけない。触れてはいけない。思い出したくない。
ような気持ちになるのはなぜ?

前回のパク・チャヌク監督、ポン・ジュノ監督に続き
オススメの韓国の監督。キム・ギドク監督。
ちょっと異端というか、ぶっ飛んだ映画が多いです。
最近のものはあまり僕は好きでなくて、、昔の作品の方が好きです。
コロナで亡くなってしまったんですよね、、
もう一度見たいという映画を作る人ではないんですが、、、
新しい作品を観てみたかったですね。。

『サマリア』2004年ベルリン映画祭の「銀熊賞」

キム・ギドク監督。この人の映画は痛い。辛い。。怖い。変。
援助交際をする二人の少女、そしてその父親。。つらいつらい。
もう痛すぎる。やっぱりそう。一つも笑えなかった。

昔ショーンペンが、その役の哀しみの一つ一つを感じることしかできない。
っていってたけど、
そんなことしたら自殺してしまうんじゃねか?って思うくらい痛い。辛い。。
哀しみに、ほんとにダイナッミクに怒りを表現して、
あくまで感情に忠実に物語が再現されてます。それがとっても純粋で綺麗。

もうやめて!っていう、過激な哀しみや怒りにも心地よさをかんじてしまいます。映画自体とってもいい映画でしたし、音楽も絵も綺麗でした

キムギドク監督。『弓』
途中までコメディーかと思うくらいアンニュイな感じが続いてたけど
ラストしめてくれました。
全ての自分が変態だと自負している人に勧めたい映画。
ここまでいくと至極のラブストーリーです。
舞台は海の上の船。17歳の少女。その少女と結婚を約束している老人、、そしてあらわれた青年。
もう終わりそうな秋の夜長におすすめしたい映画です。

『うつせみ』ベネチア映画祭「銀獅子賞」
留守中に勝手に人の家に入り、そこで生活をする男と偶然出会った不遇な環境にいる人妻のお話。
とっても綺麗な映画でした。ラストシーンとか好き。
なんなんだ?って思っちゃうけど、みいっちゃいます。
これは笑いながら観れました。愛です。笑

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