コラム

ちゃんとやってね

友達からでも親からでも、
『誰かに言われた忘れられない一言』ってありますよね。
どんな一言。覚えてますか?

ちょっと前ですが、
イチローさんが智弁和歌山高校の野球部の練習に参加されていましたね。
部活練習後の帰り際の一言
『ちゃんとやってね』


この一言。
もうなんて言うか。。
凄いな〜と。イチローさんが言うからこその言葉なんでしょうが。
色々捉えられて、考えるし、心に残るし、すごく突き刺さる言葉。
練習中も凄く丁寧で真剣でしたよね。ちゃんと向き合っている。
ちゃんとやる。指導者自体がまずそうでしょ。って画面越しに言われてるようで凄く考えさせられました。

指導するときも言葉で導きます。
伝えるのも、変化をつけるのも言葉です。

いろんな場面で相手に対して、喋ること、言葉で言い聞かせるようにすることで、自分を試されているように感じることがあります。
自分のスキルもアップするようにも感じるんですね。

なんて話したら相手に伝わるんだろう?
どう伝えたら相手に響くのだろう?
自分の想いが伝わるだろう?

まずは、自分の言葉で喋れてるか?言葉に温度を乗せることが出来るか?
同じような言葉を使っていても、喋る人で説得力も意味も全く違う言葉に聞こえますよね。

良いコーチや指導者というのは言葉の使い方がとっても上手なように思えます。
そして、その人の存在自体に強い影響力がある。その人自身の『在り方』が大切ですね。

僕のコーチングの先生である鴨井先生の
『子供の成長に貢献する親(指導者)の考え方』の研修会
のPOPの言葉が心に残ったので紹介したいと思います。
子供は指導者の真似をして成長するのではありません。
指導者の在り方そのものに影響されて成長してくのです。
そのためには指導者が子供という存在をどのように認識しているのか、
また、どのような関わり方が必要なのかを理解している必要があります。

指導者として大切なのは、自己と向き合うこと、鍛錬を継続することですね。


『まだそんなことやってんの?』

僕がコーチに言われた忘れられない一言は
『まだそんなことやってんの?』です。
悲しかったような嬉しかったような。
当時高校生、さらにどうして良いのかわからなくなったんですがw
この言葉今でも大切にしています。
というのが、今でもたまに自分に問います
『お前、いつまでそこにいるんだ?まだ、そんなことやってるの??
もっと上のレベルを見てやりなさい』
と言う意味だと今は捉えて自分に自問するようにしています。
厳しい言葉ですけどね、今となっては大事にしている言葉です。

自分が言った言葉って覚えてないですが相手は覚えてたりするものですよね。
だとしたら丁寧な言葉そしてポジティブなものを送りたい。
そう思っています。
もちろん厳しさも必要。優しさって根性ですから。
中途半端な優しさなんていらないですよね。厳しい人って優しいです。
僕のコーチはそんな優しいコーチでしたw
自分にもとても厳しかったですからね〜なんせ当時鹿児島県でテニスで一番強かったですから。

そんな当時を思い出しながら、自分を振り返り、僕もまだまだ根性が足りないな。と思っています。。。
ちゃんとやります。