指導者と選手の関係
明日からパラリンピックが始まりますね。
競技自体ほとんど見たことがなかったので楽しみです。
オリンピックも競技自体とても面白いし感動するのですが、
こういう話こそが一番興味深い。
五輪取材ノート:金メダリストは数学者、会見で見せた笑顔と信念https://jp.reuters.com/article/tokyo-2020-blog-cyclyng-road-idJPKBN2EW0DV
- 自己トレーニングではまず基本を押さえ、学術書を読み込む。その日の食事や水分の採り方も、自己分析を重ねた上で決めるという。
- 「訳知り顔であれこれ指示するコーチに限って何もわかっていない」、「見通しを立てる過程に近道はない」
- 『私は奇跡を信じていない」と断言する。緻密な自己分析と地道の努力に裏付けられた自信を感じた。
勝つべくして勝つんだな。。
と深くうなづいてしまいましたし
コーチとして、言葉をもっと丁寧に扱わないとな。とも思いました。
不要なアドバイス、お節介とかもほんといらないんですよね。
熱心に自己分析を重ねてそれをまた実行出来るというのも凄いですよね。
なかなか続けられないですから。
実行力と継続力。やっぱり大事なんですね。
指導者と選手は
どのような関係がいいのだろう?とよく考えます。
上記のアナ・キーゼンホファー選手の言葉
訳知り顔であれこれ指示するコーチに限って何もわかっていない
とあるように、
何でも選手に指示、アドバイスをするようなことはしないようにしてます。
大事なのは本人がどう思ってるか?どうしたいか?ですから。
答えは持っているはずです。
その答えを引き出せるようにすることが指導者の仕事だと思っています。
ただ、やっぱり難しい、、
ああ、今のタイミングではなかった、、
言葉が多すぎた、、
など反省することもあります。
『コーチの仕事は教えることでなく、見ていること』
コーチング 言葉と信念の魔術 落合博満
野球の名選手で名将、落合博満さんは自身の著書でそう言っています。
野球が上達する一番の秘訣は、技術的なもの精神的なものではなく、
その選手の感性の豊かさ。
選手の良い部分、悪い部分を見極めて、その選手が聞いてきたときに
こと細やかに説明、アドバイス出来る。というのが良いコーチだ。
と述べています。
『よく見ること』これが大事なんですね。
ついつい手取り足取り教えたくなりますが、
じっと見て一つだけバシッと的確なアドバイスで出来る。
これですよね!
観察する。指導者として見る力をもっと養っていきたい。と思います。
最後に
社会は教える側は教えることに教えられる側は教えられることに慣れすぎているからだ。
コーチング 言葉と信念の魔術 落合博満
いや、まさにそのとうりだな。と感じています。
僕自身もそうですが、
自分で考える時間というものを与えられてこなかったですよね。
そんな時間こそが、最も豊な時間のように思えます。