カラダのこと

何を教わるか?ではなく誰に教わるか?

指導者に何を求めますか??
どういうコーチ、トレーナーに習いたいですか?

テニスのレッスンで幼稚園児から高校生まで接する機会がありますが
子供達と接するにあたってお手本にしている人が何人かいます。
その一人が、息子が通っている保育園の先生です。

妻とこんな話をしたことがあります。

僕『保育園の先生で誰が一番好き?』
妻『う〜ん、、〇〇先生!!』
僕『どうしてその先生がいいの?』
妻『ブレないとこ。いつでも同じ。変わらないし』
僕『なるほど〜』

偶然なのかやっぱりそうなのか僕もその先生が一番好きです。
僕がその先生を好きな理由は

  • 喜怒哀楽がはっきりしてる(いつも笑顔だが、怒るところは怒る)
  • 声が大きい(子供に伝わる)
  • いつも同じテンション(子供親共に安心感が生まれる)


保育園で見かけると何だか安心したし、会った時はいつもお声をかけてくました。
(残念ながらもうその先生は転園してしまったのですが)

送り迎えの時しか会わないのに、
安心感を与えてくれる、
背中で語るじゃないですけど、その人の在り方が滲み出てるのだな。
と今でも感心します。
大事なのは『在り方』ですね。

また、ある時は保育園の面談で
自分の子がどうこうもそうですが、
自分の子がどういう先生に教わってるんだろう?
という事を気にして話していることに気づきました。
自分の子供のことは毎日一緒にいますから、こういうかんじなんだろうな。
とは分かってますからね。


先生がどういう風に自分の子供を見てて、
どういうふうに考えてて、どういう先生なんだろう?と。
後半はそっちの方が気になってお話しをしておりました。
おかげさまで子供も先生のこと好きで、僕らも安心して保育園に預けております。

ノラ・ジョーンズ。10年以上前ですね、、コンサートに行きました。小柄で赤いドレスがとってもチャーミングで。
定期的に聴きたくなる声。

何を習うか?よりも誰から習うか?

僕のコーチングの講師であり、株式会社リーチの代表である
鴨井啓さんは

『子供は指導者の真似をして成長するのではありません。
指導者の在り方そのものに影響されて成長してくのです。
そのためには指導者が子供という存在をどのように認識しているのか、
また、どのような関わり方が必要なのかを理解している必要があります。』
と仰っていました。

また、兼ねてから
自分がどんな存在でどういう役割を持っているのか。
『その場を価値のあるものとする』自己イメージを大切にしなさい。
とも仰っております。

これに関してはテニスだけでなく、トレーニングの指導をしている時もそうですね。

指導者として大切なのは、自己と向き合うこと、鍛錬を継続することです。

以前あるテニスコーチに
よくセミナーとか勉強会に参加されて、いろいろと勉強してるんですね〜
と言われました。

指導者として当たり前の事です。

その人の過去の実績や経験だけで指導されたくないですよね?
僕はそんな人に教わりたくないです。

まして、なにかセミナーを1日受講しただけで取れる資格をもって
さも指導者です。と言われてる人に教わるのも同じです。

もちろん、
資格を持っていれば良いのか?
という訳でもないです。
テニスが強ければ良いのか?
というのも違うと思います。

ただ、何か資格を持っているという事はその勉強はしていますよ。
という証明にはなりますよね。
テニスが上手い、強い、戦績が凄い。
というのも立派な事で、経験から教えられる事、
伝えられることはたくさんありますよね。

そこに奢り止まっていてはいけないです。

特に子供を教える指導者は、
常に勉強して最新の情報、技術を得て、
常識に縛られることなく、指導するための努力を重ねるべきだと思います。

子供は大人のミニチュアではありません。
子供よりも柔軟に頭を使ってレッスンや運動指導をしなくてはいけないですね。

何を教わるのか?より誰に教わるのか?

自分に教わりたいか?


常に自問しながら、自戒を込めて。