動的平衡
すべてのシステムはそれが持続する限り、エントロピーが増大した状態、つまり混沌に近づきます。秩序があればそれを壊すような力が働く。これが自然界の原則です。
「遊びやゆらぎ」を許容する生物は淘汰されない
生物学者・福岡伸一×為末大対談
さてさて選挙が終わりました。
多少でも感じれるほどの変化を期待していましたが、現状はどうなるんでしょう。
おかしなことが多過ぎて、不透明なことも多過ぎて、何が何だか分からなくて、
政治の存在さえも感じることが難しい状況のような気もします。
自然界の原則にだけ期待をして、予測不能な時間を楽しむようにしたいと思います。
what`s going on? 達郎さんカバー。最高すぎるでしょ!!
この本めちゃくちゃ面白いです。
福岡伸一『動的平衡』
![](https://keiichiroeto.com/wp-content/uploads/2021/11/61KWai7xh8L.jpg)
ただ、全体としては理解し難い。つまり、僕には難しい。
だからこそ、わかるところ。理解出来る話が出てくるとものすごく嬉しいし、
なるほどなるほど〜と凄くわかったように感じる。
そんなこんなんで、意味わからねえなぁ、、と我慢しながら本を進めていくと
オアシスの様に輝いてるページが現れてくる。
意味がわかる!!理解出来る!ということが面白い!という快感。
福岡先生。それはズルいと思いながら、どんどんページが進む。
さらに、この本二回目なんですが、理解出来るところが増えてる気がする。
成長だと、物凄くポジティブに捉えているのですが、
本はそんな面白さも持っている。やっぱり本はもっと読みたい。
今話題の気候変動問題におけるに二酸化炭素削減についても鋭い指摘をされております。とても面白いです!!
もう、ホントに。。知性ってなんて雄弁なんでしょう。。
もはや、科学だけの問題ではない。強いて言えば、科学の限界の問題である。
動的平衡2 福岡伸一著
ここに初めて判断のレベルが、真偽を見極めるレベルから、善悪を見極めるレベルへと移行する。
深く頷いてしまったにですが、
テクノロジーの発展、AI、SDGs。。これからの全てに対して言えるような気がします。
例えば、自動運転についてもそうですよね。
いわゆるトロッコ問題のような技術的にはクリアされても倫理的にどうなの?
というようなものがどんどん増えてくるような気がします。
人間性を振り返る大切な転換期なのかもしれないですよね。
news picksでの福岡先生のこちらのインタビュー。最高です。
哲学する生物学者、福岡伸一の“孤独”な時間術
https://newspicks.com/news/3745527/body/
勇気をもらえます。僕も熟成しているのだとしたら、どんどん歳を取りたい。
そして、やっぱり一人でいる時間こそ大切。
ちなみにうちの長男も昆虫大好き。期待はしないですが応援はします!