カラダのこと

Don’t think. Feel !

 中枢神経からの発達のピラミッド

考えるな!感じろ!
ブルース・リーの有名な言葉ですが

感じる。
感覚が良い。
感覚的に。
感覚とは何なんでしょうか?

なぜ感覚が大事なのでしょう?

上の図を見ていただくとわかりやすいですが、
人間の成長過程で学術的な学びに到達するには、
五感から積み上げていくことが必要です。

動くことは感じることで、感じることは動くことです。

感覚の入力があって、
現在、過去の経験の感覚情報が統合されて、出力(動き、思考)が生まれます。

人の動作というのは、体内外の感覚を通じて身体で表現するのです。

感覚の入力が不足、脳への情報が不明確な状態だと
生存に必要な安心安全を担保できないので、
動作、行動にブレーキがかかります。
自身を守りに入り、一緒踏み出せないなど、
結果ネガティブな感情に振り回されるようになったり、
身体の痛みとして表れることもあります。

感覚システムが適切に働いてないと
○姿勢の安定の欠如
○筋出力の低下
○動作の自由度の低下
○思考の低下
などなど、、

つまり、発達の土台となる感覚システムが未熟だと、
その先にある発達にも影響があることを意味しています。

感覚で世界を捉えている
って大袈裟に聞こえますし、よくわからないかもしれないですが
実際にそうなんですね。

エリッククラプトン。染みる、、

感じることは精神的な作用ではなくて、肉体的作用。

運動をすると様々な五感を使うため脳へ良い刺激がいきます。

身体を動かすことは脳にとって良いことなのですね。

スポーツにおいても
脳にたくさんの情報(多様な動き、様々な感覚)を経験させる事で、
質の良い、自分の思ったとおりの動きが出せるようになるのです。

よりポジティブに健康な生活が送れるためには、
感覚を通じて身体を動かすこと。
脳と対話することが大事です。

例えば、

呼吸はどうなっているか。
どの骨、筋肉が動いているか
硬さ、柔らかさは?
動きの軽さ、重さ
動きのスピード
地面にはどの部分が触れているか。
目を瞑るのではなく何が見えているか。
物との距離
などなど

身体を動かすこと、運動をすることで
自分の身体への内側だけでなく、
外側へのアプローチ(外に刺激を与えるような気づき)も必要です。

また自分が感じたことは他人にも話しやすいし、伝えやすいです。
言葉にすることで大脳への定着が高まりますから
トレーナーに伝えることもとっても良いことですね。

まとめ


知的向上のベースとなるものは、実は感覚なのです。
運動を通じて
感覚を大切にすること、
きたえること、
使うことは、
とても大事なことなのです。

運動とは感覚の構築なのかもしれません。