カラダのこと

子供が朝起きれないのはどうして???

『早く起きなさい!』
子供の時そう言われた経験が誰しもあるのではないでしょうか?

前回睡眠のお話をしたので
今回は
子供の睡眠、運動と成長についてお話ししたいと思います。

子供と大人の睡眠リズムは違う

子供の睡眠リズムは大人と違って遅い(時間的に後ろにずれている)のです。
10代の子供の身体の中では
メラトニン(睡眠を誘導するホルモン)の分泌が大人よりも遅く、分解も遅い。

なので
なかなか子供は朝起きれないらしいです。

脳の発達の為にも、睡眠時間そのものが大人より必要です。
8時間半〜9時間半くらいが良いとされています。

朝早く授業するより
朝少し遅めの時間から運動、身体動かしてから
授業の方が良いんじゃないかな。
とも思っています。

まあ、そう簡単なことではないのでしょうが、、

朝に体育の授業を入れただけで、
子供の成績がアップしたという研究データもあります。
『脳を鍛えるには運動しかない。ジョン・J・レイティ、エリック・ヘイガーマン著』

これはおそらくですが、あくまで僕の意見ですが
子供時代はたくさん寝たほうが身体も大きくなると思っています。

テニス界のスーパーレジェンド
ロジャーフェデラー選手も睡眠が最も大切。
と話してますね。
これだけでも早く寝たほうが良いんだな。と納得できます。

また、東大生も子供のとき寝る時間は平均して早いというデータもあります。

アリシアキーズ。PV変だけど笑 好きな曲テンション上がるなぁ〜

実は身体の成長を阻害する可能性もあります。

成長期のスポーツのやりすぎ、食べすぎは
目的であるスポーツが上手になるというのと全く逆効果になります。
(とにかく食べさせる。食トレ??とか意味がわからないです、、)

週5回一つのスポーツをやっている子と
週一何かスポーツをやっている子の運動能力を比べてみると。
どちらが運動能力が高いと思いますか?

週一スポーツをやっている子のほうが運動能力は高かったそうです。
驚きですよね。
 たくさん運動をしているはずなのになぜ?と思う方も多いと思います。
これは、一つの種目だけを小さい頃から長時間やっていると、
その種目に関わる運動の能力は高くなるけど、
身体全体としてはバランスが悪くなるということです。

また、小中学生が週に5回って多いですよね、、
確実に体は疲れてます。
休む時間、ボーッとする時間を大切にして、
普段の運動、スポーツとは全く違うことをしたほうが
結果的には運動能力の上達や心身の安定に繋がるように思えます。

子供こそ休むことがとても大切です。
テニスレッスンの中で子供達に、昼寝するのことは良ことなんだよ。
というのと、たくさん寝たほうが身長は伸びるよ。という話をしています。

集中力って??

他にもよく子供に使ってしまう言葉に

『集中しなさい。』
『集中!集中!』
集中って何なんでしょう???

子供の集中力は年齢✖️2分
と言われます。

10歳でしたら20分。
そんなに、、もつかな?
と思うのが正直なところです。

ではどうしたら集中力をつけさせるようにするか

子供が何かに夢中になっているときは極力ほっておく。

これです。
例えば、おもちゃやパズル、絵を描く、何か作っている。
本を読んでいる
虫をじーっと見ている など

静かに何かをずっとやっている時
チャンスです!
『集中力を養っているところ』です!
ついつい声をかけてしまったり、手伝ったり、
放っておくこと。これとっても難しいのですが、大切です。
安全かどうか見守るだけ。
自分にも言い聞かせています。

子供の特性、身体の仕組みを理解しないで
経験だけで、何も考えてないのは大人の方だよな。
と反省することがあります。

勉強したり、子供を観察して集中しないといけないのは大人や指導者の方ですよね。