カラダのこと

子供のスポーツでの怪我を防ぐためには


『スポーツをやっている子供の怪我が多い気がするんだけど、どうして??』
と以前、知人のメーカーさんに聞かれたことがあります。

整形外科や整骨院でも子供を多く見かけますよね。
自粛により運動不足の影響もあったとは思うのですが小学生の怪我が増えているそうです。

子供のロコモティブシンドローム(骨、関節などの運動器の衰えによって日常生活に支障をきたす。運動器症候群)

ロコモティブシンドロームって聞いたことありますか?
本来、高齢者に当てはまる症状だったのですが、これがなんと子供の問題になっている、、、
なぜこういう問題が起きたのか?考えられる原因としましては、

子供の運動の多様性、バリエーションの少なさ
遊ぶ時間、空間の少なさ
幼少期の運動機会の減少(ハイハイなどをあまりしてない。歩行器などの使用)
などが考えられます。
その他にも

競技専門特化の低年齢化や高度スキル指導による怪我の増加

遊ぶ『時間』も『仲間』も『場所』もない。ので、
運動能力や基礎体力がないまま
運動、スポーツ教室に行ってさらに運動が出来なくなる、、怪我する、、嫌いになる、、
というパターンも多いように思えます。

早い時期に一つのスポーツだけをやらせるのは良いとは思えません。
早ければ良い。というのもそんなことは全くありません。
子供は大人のミニチュアではないのです。
小さい頃から高度なスキルを覚えさせる必要もないような気がします。

リルルイス。傑作アルバム。

アスリートとして成功する為に必要な要素の一つ
どのような運動体験をしてきたのか?

怪我はホントに辛いです、、
日常生活も億劫になりますし、何より大好きなスポーツが出来ない。
練習が出来ないので不安になる、余計治りが遅くなる、、

まずは、怪我をした場合は治療に専念することです。
リハビリはもちろんの事、しっかり身体を休める。たくさん寝る。
それから、怪我が再発しないように身体の使い方を学習する。
トレーニングや何かその種目以外のことをして身体自体を見つめ直すことが大切ですね。

小中学生であれば他の種目をするのがオススメです。
全く違う身体の使い方をする。ことが良いです。
例えば、
腕が痛くてテニスが出来ないのなら、サッカーをするとか。
もっと軽い重さのラケット競技、卓球、バドミントンをしてみるとか。
一つの種目を週に何時間もするより、違う種目を取り入れた方が、本命の種目も上手になるでしょうね。

高校生、大人はトレーニングがオススメです。
トレーニングしている人としてない人では怪我の確率が3倍にも上がるそうです。
(無理な重さを上げるとかではないですよ。自分の身体にあった重量、時間でおこなってくださいね)

どうすれば怪我を減らせるのか?
怪我をしないために子供の頃は何をすれば良いのでしょうか?

どのような運動体験をしてきたのか?
幼少期にいろんな運動体験をするのがやっぱり大切です。

何度も言ってますが、公園で良いです!!ひたすら公園で遊ぶ。

テニス指導を行っていた高校生女子のテニス選手、県で優勝するくらいの選手。
運動能力がとても高かったんですが
幼少期、小学生の時は木登りとか公園で遊ぶことばっかりしていたと言ってました。ちなみに今でも逆上がりもできる笑


スポーツは遊びが語源となった言葉です。子供はたくさん遊びましょう!!