何でも早くやれば良いということはない。
『ご飯だけ残したんじゃない。お肉が美味しかったの』
先日、牛丼を食べている長男に『ご飯も食べないさいよ』
と言った時に言われた言葉です。
あ、そうか。ごめんごめん。と謝り様子を見ていたら
ちゃんと全部綺麗に残さず食べていました。
子供は子供らしいのが良いです。
究極、適当でいいと思うのです。
適当を辞書でひくと、
『ある性質・状態・要求などに、ちょうどよく合うこと。ふさわしいこと』
ということ。
子供の方が楽しめるし、楽しみ方を知っている。出来ることがわかっている。
大人がするようなことを子供のうちからやってもあまり意味がない。
と思うんですよね。そんなつまらないことはない。
満足してるのはどちらでしょう?大人でしょうか?子供でしょうか?
必要になれば。自分でやります。
〜式。〜方法。海外の〜。最新の〜。違和感しかない。。
それに、技術ってずっとやっていないと、継続されないものなので。
つまり、一過性で流行りでやったものってやっぱり身にはつきません。
逆に身に覚えがあるのではないでしょうか?
例えば、僕は英会話を小学生の頃2〜3年通っていましたが、
全く英語喋れません。テストもありました。
弟は僕より長く英会話教室に通っていました。僕より英語出来なかったです。
中学生に入ったときに英語が馴染めみやすかったのは確かです。
ただそれだけでした。
英会話を否定するつもりはありません。
続けていれば必要となった時に凄く役に立ったかもしれません。
そのタイミングがなかっただけかもしれません。
それなりに自分のものにするのは時間も努力も覚悟もタイミングも必要ということ。
早くできれば良い。ということもありません。
自分のリズムでタイミングで学んでいきますし、
脳の発達状態も年齢によって異なります。
赤ちゃんの成長もそうですよね。
人間だけが生まれてから、直ぐに立てない理由は、様々な体勢で身体を使い、多様な感覚に触れることで、脳を発達させるため。と言われています。
ゆっくり自分のペースでタイミングで成長していくのを見守ることが大切ですね。
何でも早くやれば良い。ということもないです。
続けなければ身につくことは難しいですし、
逆に早熟って大変だと思います。
才能があるからこそなんですが、
才能があるから、しょうがないのかもしれませんが、
ゆっくりでいい。本人が大変だと思うんですよね。
枠を大きく大きくして待ってあげないと。
小さい頃とても強かったけど、その後伸びなかったという人をたくさん知ってます。。
思っているより本人が大変で。強い人はそれでも強いですよ。
SNSの普及でいろんな情報が溢れていて、どうしても他者と比べたくなりますが、
大人も子供も自分のペースで惑わされることなく、お互い楽しんでいきたいと思います。