自分の足の重心の位置ってご存知ですか？？
人それぞれなんですが、
人によっては、片足、またはつま先の方にしか体重がかかっていない。
地面を触れている感覚が薄い、ない。など。
立つことが当たり前なこと過ぎて、
自分が地面の上にしっかりと立てているか？がわからない人が多いです。

動作を行ううえで重心はとても大切な意味を持ちます。
日常やスポーツでのほとんどの動作が片足で身体を支えることが多いのですが、地面をしっかり押すことが出来ないと、前に進むことも止まることも難しくなりますし、
下半身から上半身に力を伝えることも出来ません。

姿勢を整えましょう。というと、
背筋を伸ばしたり、胸を張ったりすることが多いと思うのですが、
そもそも、足裏が大地にしっかりとついてないと、
身体の土台である足、足元が不安定、または足関節が整っていないと、
上のバランスも全て崩れてしまいます。建築物を考えてもそうですよね。

つまり、
骨盤や背骨も大事なんですが、足のアライメントや重心の位置から整えていかないとなかなか思うような姿勢になりにくかったり、パフォーマンスの向上にはつながりにくいと考えられます。

ヨガで4点重心チェックというものをやります。
ゲンコツ一個分ほどに足を広げて立ち、左右の足の指の付け根の真ん中とかかとに体重を移していって、四つの位置に均等に重心をのせるようにする。
というものです。
足の裏は地面についたままでおこないますが、これが意外と難しい。
例えば、足の指に力が入ってしまったり、踵が押さなかったり、バランスが取れない、悪い。
これは普段からしっかりと立てていない証になります。

また自分の足の形に悩んでる方も
今一度自分がとごに体重をかけてるか確認することをオススメします。
例えば、
つま先の方に体重が多くかかっていると、
足の前側を強く使っている感じがすると思います。
普段から前側ばかり使ってしまうので、ふくらはぎのハリが強かったり、太く見えてしまいます。
また、足のアーチがなく、足が内側のほうに崩れてしまっていると、骨盤が前傾して反り腰になっていたり、お尻に力が入りづらくなっていたり。

その他、腰が痛い、肩が痛いという方も原因は肩や腰ではなく、他の部分からきていることも多いのです。
患部にアプローチするだけでなく、足元から整えていくと自然と姿勢も良くなり、痛みもなくなる可能性があります。

足元が整ってくると自然と力が抜けて姿勢も良くなっているように感じます。
足裏から背骨、頭までの繋がりを感じることが出来ると、頑張って背筋を伸ばしたり、胸を張る必要はないのです。

この４点重心チェック。
しばらく続けて、均等に体重を乗せれるようになってくると、
足裏の感覚が変わってき、
踵の形を感じることが出来るようになってきたり、
足裏がフワッとしたような暖かい感じや、
身体の力が抜けてくるような感じがしてきます。
足元から見直すことで身体の繋がりを感じることも出来ます。
身体は繋がってますから、軸を感じたい。地面からの力を動きに繋げたい。
という方にもオススメですよ。